マンション住まいの我が家では「いつか一戸建てを!」という夢はあったものの、具体的に考え始めたのは今年の春からでした。

きっかけはうちの近くに大きな住宅展示場がオープンし、お散歩がてら家族で出かけたことでした。そこで、いくつかのハウスメーカーのモデルハウスを見学し、色々な説明を受け、娘の小学校入学前に実現できるかも?!と思い出したのが始まりでした。
そして候補の分譲地と鉄骨系のハウスメーカー四社(Hハウス、Pホーム、Dハウス、Sハウス)を決めました。その後、第一希望としていた分譲地のモデルハウスを見学に行き、最初に入ったのがHハウスでした。ここから我が家のマイホーム購入計画が始まりました。 展示場にも頻繁に足を運び、色々なタイプの家を見ているうちに、自分たちの建てたい家のイメージは固まっていきました。

 それは、「中庭のあるシンプルな家」。 以前は、主人はツーバーフォーの家、私は北欧のハウスメーカーの家がいいなと思ったりと意見が合わなかったのですが、いつの間にか二人の意見は一致していました。 Hハウスから少し遅れて、Pホームの営業の方との出会いがあり、Hハウスとほぼ同じような感じで打ち合わせ等を重ねることになりました。 この二社は五月初旬から丸四ヶ月かかって、プラン(設計図)と見積が出来上がりました。九月に入って、Dハウスは新商品の提案があり、Sハウスからも提案していただきました。これらの中で、私たちが希望していたのは『コの字型』『リビングでもレースのカーテンなしで過ごしたい』ということでした。

そうこうしているうちに九月中旬に第一希望の分譲地が販売されることが決定し、販売代理となるメーカーを決定しなければならなくなってきました。四社のプランのうち、Dハウスは『L字型』のプランを、Sハウスはオーソドックスな感じの間取りのプランを提案していただきました。
しかし、私たちの希望にはまだまだ距離がありそうで、時間的に厳しい感じがしてお断りしました。 残るはHハウスとPホームです。間取りはどちらも気に入っていましたが、Hハウスを実現するにはコスト的に難しいものがありました。それは、Hハウスの標準の天井高が2.4mでマンション住まいの私たちにはどうしても圧迫感があり、2.6mにアップするとコストが上がる、階段の手摺をスケルトンにすると特注で70万円アップなど、特注扱いが多かったことと、外壁の塗装が10年後に必要で100万円以上かかることなどが問題でした。これに比べPホームは構造を大型パネル構造から柱・梁ラーメン構造に変えたこともあって天井高は2.6mに、階段も10数万円のアップでスケルトン階段になり、キラテックタイルならメンテナンスフリーであることなど、コスト的にはHハウスより少し抑えることが出来ました。

これらのことから最終的にはPホームに決定しました。 ハウスメーカー決定にあたっては、やはりメーカーの家(商品)そのものはもちろん営業の方と相性も重要だと思いました。HハウスとPホーム、Dハウスの営業の方とは最初からいい感じの方とお会いすることが出来ましたが、Sハウスについては何度展示場に足を運んでもこの方!と思える営業マンとは会えず、たまたまお電話をいただいた方の感じがよかったのでその方にお願いすることにしましたが、他の三社に比較するとかなり時間がかかりました。
これが最後まで影響してしまったように感じます。もう少し早くから始められれば、結果は変わっていたかも??とも思います。 Hハウスの営業の方は私たちと考え方も似ていて、まじめな方で、こちらの要求にもよく応えていただきました。Hハウスの営業マンはハウスメーカーの中でも一番質が高いと言われているようですが、どの方もとても丁寧で紳士的な感じでした。またHハウスは『光と風を通す』という考え方やモデルハウスのインテリアも私たちの理想にかなり近かったので、なかなかあきらめられなかったのも事実です。
 でも、やはりPホームの営業の方ともご縁を大切にしたいと思いました。この方は若い女性で、フットワーク軽く、本当に一生懸命対応していだだき、いつも誠実さが感じられました。主人も私も「この人にお任せしたい!」という気持ちになりました。

 こうして約五ヶ月かかって、ハウスメーカーはパナホームに決定しました。