これは私の一番好きな絵本『おつきさまはきっと』です。 (本当にお気に入りなので、前にも紹介したかも・・・) 「日がくれて、そとはもう暗くなりました。 窓から、おつきさまが顔をのぞかせています。 今ごろ、おつきさまはきっと・・・」と始まる絵本で、絵は『リサとガスパール』と同じゲオルク・ハレンスレーベンが描いていて、色使いははっきりしていてカラフルですが、独特の筆のタッチが優しく温かみを感じます。 世界中のどこからも見えるおつきさまが野原や砂漠や海、山や草原、いろんな場所の「おやすみなさい」を見守っている・・・。 穏やかに眠りにつくことの出来る安心感と、まだ行ったことのない未知の地に思いを馳せる・・・なんとも言えない心地よさ、そんな感じが、初めて手にしたときから忘れられず、大切にしている一冊です。 娘が三歳の頃から何度も何度も読み聞かせしてきました。 ここ一年ほどは読んでいなかったのですが、昨夜、風邪をひいてしまった私に娘が読んでくれました。 いつもは自分の読みたい本を選んでいる娘が私のためにこの一冊を選んで読んでくれたことに感謝です。 改めて、「いいなあ」と思ってしまいました